エンジンチューニングと言ってもライトなものからヘビーなものまで様々ですが、当店ではまずは耐久性を第一に考えオーナー様の意見を出来るだけ尊重しつつ、アドバイスしプランを考えていきます。エンジンにまで手を加える車両となると、オーナー様の思い入れも「このバイクと一生付き合いたい！」くらいの勢いだと思いますので、慎重にベストなエンジンに仕上がるようお手伝いさせて頂きたいと思います。

長く同じ車両に乗っていくと、エンジン内部のカーボンの蓄積や部品の消耗で、そのエンジン本来の性能を発揮出来なくなってきます。そんな時はお気軽にエンジンのオーバーホールもご相談下さい。モトスポーツライズでは丁寧な整備を心掛けておりますので、ご安心してお任せください。

エンジンの燃焼室では、絶えず高圧のガスが爆発し、その爆発力を利用しピストンが上下運動を行っておりますが、その際に発生する超高圧のガスの一部が、ピストンリングを吹き抜けてクランクケース内に進入します。そのガスのことを一般的にブローバイガスと呼び、クランク内に溜まったブローバイガスの圧力によってピストンの上下運動の抵抗になる、これがいわゆるポンピングロスと言うものです。クランクケースにはこのブローバイガスを逃がす為の穴（ブリーザー）がありますが、ピストンの下降時の圧力により、ブローバイガスを逃がす仕組みになっていますが、ピストンが上昇する際に発生する負圧により、外気を吸い込む為結果、クランクケースの内圧は高止まりし、その抵抗によるポンピングロスが出力の損失を発生させております。

このNAG内圧コントロールバルブは、ワンウェイバルブになっており外気を吸い込むのを防いで、クランクケースの内を減圧するものです。実際に取り付けて、乗った感じはポンピングロスの軽減によりエンジンのレスポンスの向上やエンジンブレーキの軽減が体感でき、ロスを減らすことでよりエンジンの性能を引き出すことが出来ます。